物流施設オンライン検索契約システム「ア・ソコ(à sôko)」の試験運用開始を発表しました

「デジタル物流革命」を目指す株式会社イデアロジー(2020年4月創業、本社:東京都新宿区、代表取締役:坂本哲朗)は、22日、日本初(*1) となる最適物件の検索から契約までをオンラインで完結する物流施設オンライン検索契約システム「ア・ソコ(à sôko)」を2022年1月26日に試験運用を開始すると発表した。

「ア・ソコ」とは、物流施設を借りたい(ユーザー)と貸したい(オーナー)をつなぐサービスプラットフォーム。日本全国の大型賃貸物流施設(*2) 約1,000物件超(*3) を地図上でデータベース化、ユーザー向けに独自開発したAIによる最適な物件提案、比較分析レポートの提供、2022年5月施行予定のデジタル改革関連法に対応するオンライン契約までを無料(*4) でサポートする。「ア・ソコ」では物件検索から契約締結までのプロセスを6つの体系に標準化することでユーザーもオーナーもオンライン上で効率良く最適な物流施設を借りる/貸すことが可能となる。

「ア・ソコ」の物件検索画面(DBよりあらゆる条件で絞込検索が可能)検索画面メイン

検索から契約までのメニュー画面メニュー画面サブ

近年、特にコロナ禍の巣ごもり需要の影響によりEC通販による消費が急拡大しており、それに伴う物流不動産の賃借ニーズが堅調な一方、慢性的な人手不足とガソリン価格上昇による荷役費と配送費の高騰、地価や建築費上昇による賃料の高騰といった物流コスト全般が上昇傾向にあり、物流業界の収益構造や生産性を圧迫している状況である。

一方、物流施設を借りたいユーザーにとっては、いつから・どこで・いくらで・どのような施設が借りられるかの情報を一元的に把握できるサイトが現状存在しない。これによりユーザーは、70社近いオーナーまたは10社近い仲介会社の個別サイト経由で限られた情報にアクセスし、自ら情報収集と整理、比較分析を経て意思決定を行う必要があり、最適な物件選定までに多くの時間と手間を要していることが課題となっている。

この課題解決に向けて、「ア・ソコ」では、オーナーとユーザー双方から積極的な情報提供を受けることで構築される中立性の高いデータベースからの物件検索を実現する。また、各オーナーへの一括資料請求、独自開発したAI分析による物件紹介のほか、週単位での周辺時給相場や雇用のしやすさの指数、有効面積や荷物単位あたり賃料、保管効率や搬送効率といった比較分析レポートを無料(*4) かつワンクリックで提供し、ユーザーの物件選定までにかかる多くの時間と手間を大幅に削減する。さらに今後の展開として、パンデミック時にもユーザーがオンラインで臨場感と没入感のある内覧ができるVR内覧(希望するオーナーの物件のみ対応)、現地内覧日程調整、見積依頼から契約締結(電子署名)、賃借後の転貸や寄託物件の募集とマッチングサービス(*5) までを無料(*4) で利用できる。

イデアロジーでは、「ア・ソコ」をサービスの基盤としつつ、更なる付加価値向上施策として、2022年度上期に第二弾「ア・ソコ2」として各物流施設内のオペレーションを最適化するシミュレーションシステムを、2023年度上期に第三弾「ア・ソコ3」として荷主・物流企業の物流トータルコストを最小化するための物件+オペレーションの検索&最適化シミュレーションサービスをそれぞれ提供予定である。こうした施策を通じ、物流業界の課題解決やプロフィット向上の実現寄与に留まらず、その先の環境問題や社会問題の解消への貢献を目指すとしている。

*1 当社独自調査(2021年12月1日時点でのオンライン調査)による
*2 延床面積約10,000㎡(約3,000坪)以上の賃貸・転貸・寄託用途の物流施設。今後10,000㎡以下の物件、冷凍冷蔵倉庫や危険物庫も順次追加登録予定
*3 2022年1月26日時点での登録予定物件数。公知または不動産開発会社、投資家、J-REITより公表・許諾された物件情報を掲載、今後は事業会社や物流会社等の保有施設も順次追加登録予定
*4 本サービスは会員登録制(無料)で、物流施設のユーザーの利用は無料、オーナーは一部機能を除いて有料
*5 転貸や寄託物件の募集とマッチングサービスは2022年4月より開始予定

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